冬場のシーリングファンの回転方向(風向き)について
こんにちは。
まだまだ沼田市では雪が降り、寒い日が続いています。
さて皆さん、シーリングファンは使っていますか?
シーリングファンの風向きって何だろう…
誰もが疑問に思ったことがあると思います。
今回は、冬場のシーリングファンの風向きについて解説していきます。
■シーリングファンとは?
天井に取り付けるサーキュレーターのことです。
プロペラを回転させることで空気を撹拌させて、
室温を一定に保ってくれます。
■シーリングファンの回転方向
シーリングファンを使えば、どちらの風向きで回しても、
部屋の空気はある程度均一にする事ができます。
ただ、風に直接あたると体感温度を下げるので、
季節に応じて使い分けることをおすすめいたします。
◆反時計回りにファンが回っているとき、床(下)に向かって風が送られます。
→夏場におすすめです。
◆時計回りにファンが回っているとき、天井(上)に向かって風が送られます。
→冬場におすすめです。
■冬場は上向きの風で足元ポカポカ
冬場は上向きにプロペラを回転させることで、天井に風を送ります。
すると、天井に当たった空気が壁を伝い足元へと優しく流れ込んできます。
*暖房と併用した時の効果*
ファンの力で、部屋の空気を撹拌させると、部屋の温度を均一に近づける事ができます。
→エアコンの効率アップ⤴
ファンを併用すれば、設定温度をいつもより1~3℃くらい下げることができます。
→省エネ、電気代削減✂
※ファン自体にも電気代が発生しますが、消費電力も低くそこまで電気代もかかりません。
例:一般的な家庭の電気代26円/1kWh、ファン消費電力40Wの場合
1時間で1.04円⇒24時間で24.96円⇒1か月で748.8円
18畳用の暖房消費電力2000Wの場合にかかる電気代(電気代26円/1kWh)
1時間で52円⇒24時間で1248円⇒1か月で37,440円
暖房の温度を1℃下げると10%節電になるといわれています。
3℃下げると、約27%もの節電になるのです。
■吹き抜けのシーリングファン
サイエンスホームでは吹き抜けの天井部分に
シーリングファンを設置することが多い傾向にあります。
1階よりも2階の方が暖かいことがよくありますよね。
上記では、夏場は下向き、冬場は上向きと記しましたが吹き抜け天井など
高所に設置してある場合は、オールシーズン下向きが適しているのです。
Q.どうして?
A.天井と床の距離が長くなるため、天井にはね返る暖かい空気は床付近まで到達せず、天井付近の一部分での空気循環となるため、暖房効率がなかなかあがらないからです。
そのため、風向きは下方向にして天井付近の暖かい空気を直接床方向へ流れるようにしてください。
*吹き抜けのシーリングファンの掃除*
シーリングファンは手が届かないのでなかなか掃除しにくいですよね。
シーリングファンが回っているときにはあまり気づきませんが、
止めて見てみるとホコリがたまっていることがわかります。
2階の通路から、"柄の長いモップやクイックルワイパーでサッと拭き取る"
これだけでいいのです。
2~3か月に1回のペースでホコリを拭き取りましょう。
風向きについての解説は簡単ではありますが以上になります。
シーリングファンには他にも、
・カビや結露の防止
・洗濯物が均等に乾く
・匂いの拡散
etc...メリットがたくさんあります!!
皆さんも、シーリングファンを活用しておトクに暖かい冬をお過ごしください。