あなたはどのタイプのキッチンを選ぶ? 前編
こんにちは。
2月に入りましたね。
暦のうえでは本日2月4日は立春です。
立春を迎えたものの、天気予報では
雪マークがちらほら目にはいります…
春の暖かさが待ち遠しいです。
さて、今回はキッチンについてみていきましょう。
キッチンにもいろいろな型があるのをご存じでしたか?
これからマイホームを考えている方は、
それぞれの特徴をしっかり確認して
ご自身にあったベストな選択をしましょう。
■どんな型のキッチンがあるの?
キッチンにはたくさん種類があります。
上の図のとおり、大きく分けて6つあります。
図のⅠ型キッチンは、壁付けになっていますが
対面式のⅠ型キッチンもあります。
それぞれの型の特徴を見ていきましょう。
Ⅰ型キッチン
Ⅰ型キッチンは、シンクやコンロ、作業スペースが
横一列に並んでいるものです。
Ⅰ型には、配置パターンが2種類あります。
1つ目は、壁付けのⅠ型キッチンです。
人が壁に向かって立って作業をする
非対面式タイプです。
それほどスペースを取らないので、賃貸マンションや
アパートなどではこの壁付けタイプのⅠ型キッチンが
採用されることが多いです。
リビングダイニングとキッチンの境界がなく同じ空間
なので部屋が広く感じられます。
2つ目は、リビングやダイニングの方へ向いて
立って作業をする対面式のタイプです。
上の写真はセミオープンキッチンです。
すでにマイホームにお住まいの方は
このようなセミオープンキッチンのご家庭が
多いのではないでしょうか。
そのほかにもオープンキッチンといわれる
アイランドキッチンやペニンシュラキッチンも
基本的にはⅠ型となっています。(この2タイプに
ついては次回)
それではⅠ型キッチンのメリットから紹介します。
Ⅰ型キッチンのメリット
①横移動のみで調理から洗い物すべてできる
シンクやコンロ、作業スペースが横一列に並んでいる
ので料理をしながらの洗い物もできます。
コンロの下に鍋やフライパン、作業スペースの下に調
味料、シンクの下にボウルや洗剤のストックを収納す
るなど、使う場所に合わせた収納の仕方で効率よく動
くことができます。
②スペースをとらずに採用できる
Ⅰ型キッチンはほかの型と比べて、あまりスペースを
使わなくても採用できます。
Ⅰ型キッチンの中でも、壁付けタイプは調理する人が
移動できるスペースさえあればいいので特に省スペー
スで採用できます。
そのため、キッチンにあまり広いスペースを確保でき
ないアパートなどではⅠ型壁付けタイプが多く取り入
れられているのです。
セミオープンキッチンの場合、壁付けよりはスペース
が必要なもののほかの型よりは広いスペースが必要に
なることがありません。
③セミオープンでは家族の様子が見える
Ⅰ型キッチンのなかでもセミオープンキッチンなら、
対面式なので家族と会話をしながら作業ができます。
お子さまが遊んでいる様子にもそのままの体の向きで
目を配ることができます。
Ⅰ型キッチンのデメリット
①動線が長くなってしまうことも
調理スペースを広く取りたい場合、Ⅰ型キッチンだと
横移動の距離が長くなってしまい使いにくくなってし
まいます。
広くて大きなキッチンを求めるのならば他の型のキッ
チンの方が向いているかもしれません。
②配置によってキッチン内部が丸見えに
壁付けタイプにした場合リビングやダイニングから
キッチン内部が丸見えになってしまいます。
キッチン周りが散らかっていると来客時に気になり
ますよね。
そのために常にきれいにしておかなくてはいけない
ので負担にもなってしまいます。
③壁付けタイプだと家族の様子が見えない
壁付けタイプのキッチンの場合、作業に集中できる
反面、壁の方を向いてしまうため家族の様子が見え
ません。
お子さまから目を離してしまう時間ができてしまう
ため、安心して作業ができません。
子育て世代には向いていないかもしれません。
Ⅱ型キッチン
Ⅱ型キッチンは、シンクやコンロ、作業スペースが
2列に分かれているものです。
Ⅱ型キッチンのメリット
①作業スペースが広くとれる
シンクとコンロが同じ列にないため、作業スペースを
広めに確保することができます。
お菓子作りやパン作りなどをすることが多い人は、
作業スペースが広いと嬉しいですね。
②移動距離が短い
Ⅱ型キッチンは、シンクとコンロ、冷蔵庫の距離が
短くて使いやすいです。
作業スペースが広いのに、短い移動距離で作業がで
きるのは魅力的ですよね。
Ⅱ型キッチンのデメリット
①床が汚れてしまう
シンクとコンロの間に床があり、そこを行き来するた
め床に水が垂れたり、調理中のものから液だれしたり
して、床を汚してしまう可能性があります。
汚れ防止のため、床に防水シートや大きめのキッチン
マットを使うなどの工夫が必要になります。
②シンク、コンロいずれかは壁付け
Ⅱ型なのでシンクかコンロのどちらか一方は壁付けに
なってしまいます。
壁付けになった方で作業しているときは、リビングの
方向を確認するのに振り返らなくてはいけません。
L型キッチン
L型キッチンは、シンクとコンロがL字型に配置
されています。
L型キッチンは、2種類のレイアウトで設置ができます。
1つ目は、壁付け式です。
Ⅼ型キッチンを壁付けにすることで、キッチンのスペースを
有効に活用することができます。
壁に設置されている面しかないので、壁面を利用した収納
スペースを確保することも可能です。
2つ目は、対面式です。
Ⅼ型キッチンを対面式にすることで、リビングやダイニング
にいる家族とコミュニケーションを取りやすくなります。
シンクかコンロのどちらか一方が壁付けで設置されている
レイアウトになっています。
L型キッチンのメリット
①作業動線が短い
L型キッチンはシンクとコンロが直角で向かい合うように
設置されているので、体の向きを少し変えるだけで両方
使用できます。
調理スペースで作業をしながら、コンロの火加減を調節
することが簡単にできて使い勝手が抜群です。
②複数人での作業にもゆとりある広さが確保できる
L字になっているので作業を行えるスペースを広く確保
することができます。
作業スペースが広くなると、作業効率がよくなり、複数人
での作業が行いやすくなります。
Ⅼ型キッチンのデメリット
①コーナー下がデッドスペースになる
コーナーになっている部分は、奥まっているため
収納がしにくく使いにくいです。
そのため、頻繁に使う調味料などはしまわない方
がいいでしょう。
②広いキッチンスペースが必要になる
Ⅼ型キッチンはⅠ型キッチンを設置するときよりも
広いスペースが必要になります。
特に、対面式の場合だとさらにスペースが必要に
なるので部屋の広さも考慮する必要があります。
Ⅰ型キッチン、Ⅱ型キッチン、Ⅼ型キッチン
の特徴を紹介しました。
どの型もそれぞれに違った利便性がありますね。
後編でもキッチンについて更新するので
次回もぜひチェックしてください!