2025/11/11
群馬で家を建てるなら知っておきたい屋根の基礎知識|種類・特徴まとめ

群馬県沼田市にある「原住建(サイエンスホーム沼田店)」では、群馬県および高崎市や沼田市周辺の地域で、自然素材の無垢の家を体感できる完成見学会を定期的に開催中です。
今回は、さまざまな形の屋根についてお話していきます!
それぞれのメリットや注意点、デザイン性など、多種多様な屋根のご紹介です。
▼目次
・はじめに
・切妻屋根とは
・寄棟(よせむね)屋根とは
・片流れ屋根とは
・陸屋根(ろくやね/りくやね)とは
・おわりに
はじめに

▲施工事例:「とにかく収納がいっぱい欲しい!! 夢の平屋建てに住みたい!!」
家の印象を決める大きなポイントのひとつが「屋根の形」。
デザインだけでなく、住まいの快適さ・耐久性・メンテナンス性にも深く関係しています。
今回は、住宅でよく使われる4つの代表的な屋根「切妻屋根」「寄棟屋根」「片流れ屋根」「陸屋根」について、それぞれの特徴やメリット・注意点をまとめてご紹介します。
見た目の好みだけでなく、「地域の気候」や「暮らし方」に合わせて選ぶことが大切です。
ぜひ、家づくりの参考にしてみてください。
切妻屋根とは
▲施工事例:「大好きなDIYを楽しめるようなワクワクする家にしたい」
最もオーソドックスで、日本の住宅で多く採用されている屋根です。
頂上から左右に広がる2面が斜めに傾いた屋根で、いわゆる三角屋根と言われます。
まるで開いた本を伏せたような形状です。
メリット
【費用を抑えられる】
■構造がシンプルなので、施工コストを抑えやすく、工期も短め。
■材料費・人件費も比較的安く、維持費も少なくて済みます。
【雨漏りしにくい】
■接合部分が少ないため、雨漏りリスクが低い構造です。
■万が一トラブルがあっても、原因箇所を特定しやすいのも安心ポイント。
【換気がしやすい】
■屋根裏の空間を広く確保できるため、通気性が高く湿気がこもりにくいです。
■日本の多湿な気候にぴったりな屋根といえます。
【デザインの自由度が高い】
■和風・洋風どちらにも合い、屋根材の選択肢も豊富。
■シンプルで飽きのこない形です。
【雪に強い】
■勾配を調整することで、積雪の重みを分散しやすく、雪国にも向いています。
◎切妻屋根のまとめ
切妻屋根は、コスト面・メンテナンス面・デザイン面のバランスが取れた万能タイプ。個性は控えめですが、組み合わせ次第でどんな家にも調和します。特に群馬のように雪の多い地域では、おすすめの形状です。
寄棟(よせむね)屋根とは

頂点から4方向に傾斜がある屋根で、三角形と台形の面で構成されています。日本の伝統的な屋根の形のひとつで、重厚感があり、どこから見てもバランスの取れた印象に。
メリット
【耐久性が高い】
■4方向に軒があるため、雨風や日差しから外壁を守りやすく、外壁の劣化を抑えます。
【落ち着いた印象】
■屋根が低めの台形状になるため、安定感があり上品で落ち着いた印象に。
■昔ながらの和風住宅にも、モダンデザインにも馴染みます。
【建物の向きを選ばない】
■どの方向から見ても形が整っているため、住宅密集地でもデザインが崩れにくいです。
また、日照や風通しに関わる斜線制限にも対応しやすいです。
※注意点
・屋根裏が狭くなる/天井裏の空間が狭くなり、収納スペースが取りにくいため、換気計画が重要です。
・太陽光パネルが設置しにくい/4方向のうち、十分な日射角度を確保できる面が少なく、設置枚数が限られます。
<寄棟屋根のまとめ>
寄棟屋根は、安定感と高級感のあるデザインです。昔ながらの日本家屋の雰囲気を持ちながらも、現代風の外観にも自然に馴染みます。気候への耐久性を重視したい方におすすめです。
片流れ屋根とは

施工事例:「とにかく収納がいっぱい欲しい!! 夢の平屋建てに住みたい!!」
屋根の頂点から片側だけに傾斜した、シンプルでスタイリッシュな形。
現代的な住宅によく採用され、コンパクトな土地でもデザインを活かせる屋根です。
メリット
【太陽光パネルを最大限に設置できる】
■一方向に広い屋根面が取れるため、パネルを効率的に設置できます。発電効率を考える方には特に人気です。
【建築コストを抑えやすい】
■シンプルな構造なので、材料費・工期ともに比較的安価。雨樋も一方向のみで済み、メンテナンスもしやすいです。
【屋根裏スペースを有効活用できる】
■勾配の高さを調整すれば、屋根裏収納やロフトとして利用可能。採光窓をつけることで、心地よい明るさを取り込むこともできます。
※注意点
雨漏りリスクの“盲点”に注意/屋根自体は強い構造ですが、破風板や軒天と外壁の取り合い部分から雨水が入りやすいことがあります。定期的な点検と防水施工で防ぐことが大切です。
<片流れ屋根のまとめ>
片流れ屋根は、デザイン性と機能性を両立できる現代的な形状。雨漏り対策やメンテナンスをしっかり行えば、長く快適に暮らせる屋根です。
陸屋根(ろくやね/りくやね)とは

施工事例:「趣味を楽しみながら”ゆとり”ある暮らしを過ごす子育て世代の家」
ほぼ平らな形をした屋根で、「フラット屋根」「平屋根」とも呼ばれます。
モダンな印象で、スタイリッシュな外観に仕上がるのが特徴です。
メリット
【屋上として活用できる】
バルコニーやベランダの代わりに、屋上空間として楽しめます。庭菜園・ガーデニング・バーベキューなど、プライベートなアウトドア空間としても人気です。
【掃除・メンテナンスがしやすい】
勾配がないため、安全に屋根へ上がって作業ができます。ただし、防水のチェックは専門業者に依頼するのが安心です。
※注意点
・夏は最上階が暑くなりやすい/屋根と天井の間が狭いため、熱がこもりやすくなります。断熱材や断熱塗料を使うことで、ある程度は抑えられます。
・雨漏りリスクがある/水が溜まりやすい構造のため、防水処理と定期的なメンテナンスが不可欠です。雪が多い地域では採用しにくい屋根です。
<陸屋根のまとめ>
陸屋根は、デザイン性と空間活用に優れた屋根。定期的な防水メンテナンスを行えば、屋上ライフを楽しめる魅力的な選択肢です。
おわりに

施工事例:「大迫力の大屋根スタイル&趣味を楽しめる家にしたい!!」
屋根は、家の見た目だけでなく“暮らし方”を決める大切な要素です。
それぞれの形には、地域や家族のライフスタイルに合った特徴があります。
特に、群馬のように地域によって気候差が大きい場所では、屋根の形や材質の選び方が家の安全性や快適性に関わってきます。
雪が多い地域では「切妻屋根」、重厚感を出したいなら「寄棟屋根」、スタイリッシュさを重視するなら「片流れ屋根」、屋上を楽しみたいなら「陸屋根」。
それぞれのメリットと注意点を理解し、「見た目+暮らしやすさ」で納得できる屋根を選びましょう。
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